「薬人を殺さず、医師人を殺す(くすりひとをころさず、くすしひとをころす)」ということわざがあります。物は使い方次第で毒にも薬にもなる、という意味ですが、アクセス解析にも同じことが言えると思います。
アクセス解析では色々な数値をアクセス解析ツールで調べることができますが、その数値を解釈するのは人です。Webアナリストが出てきた数値をどのように解釈し、どう使うかによって、生かしも殺しもします。
例えばアクセス解析ツールで「トップページの直帰率が60%」という数値が出てきたとします。この数値が問題か問題でないか、この数値の原因を探るべきかそれとももっと他の数値を追求すべきか、その解釈をするのは人であるWebアナリストです。そして解釈によっては、Webサイトを生かしも殺しもします。
Webサイトを生かすアクセス解析をするためにも、「薬人を殺さず、医師人を殺す」という言葉を戒めとして心に刻んでおきたいと思います。
それにしても、この言葉はちょっと物騒ですね。座右の銘にしておきたいところですが、これに代わるもっとポジティブないい言葉がないでしょうかね。
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