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Google Think Insights で気になるサイトのアクセス解析を見てみよう

Googleの「Think Insights」にWebサイトの分析に関するの色々なツールがまとめられました。ここのツールを使うと、気になる他人のサイトのアクセス数や、ユーザーの年齢、学歴、収入、検索キーワードまでも分かってしまいます。

Google Adwordsの広告主のためのツールなのですが、Web分析のツールとしても有用です。今回は、この中からAdPlanner(アドプランナー)を紹介します。

まずは Think Insights http://www.thinkwithgoogle.com/insights/ にアクセスします。

そして Planning Tools をクリック。

REAL-TIME INSIGHT TOOLS をクリック。

ここから様々なGoogleのツールに行くことができます。いくつかのツールは日本語にも対応していて、ウェブ分析に有用なツールがまとまっています。AdPlanner(アドプランナー)の他にも、AdWords Keyword Tool(キーワードツール)、Insights for Search(キーワード人気度の動向を分析)、Google Trends(Googleトレンド、キーワードのトレンド分析)などが、Web分析やSEOにとても有用です。

今回はAdPlanner(アドプランナー)を使ってみます。

AdPlannerをクリック。Googleアカウントにログインしてないときは、途中でログイン画面などが表示されるので、Googleアカウントでログインします。そしてアカウントの設定で言語を日本語すれば、一部のツールは日本語で表示されます。

 

「ドメイン」にデフォルトでWikipediaが入っているので、ここに調べたいWebサイトのドメインを入力します。そして「データを表示」を日本に変えれば、日本だけのデータが表示されます。

具体例として、Facebookとmixiの情報を覗いてみましょう。

Facebookのドメインを入力します。

ユニークユーザー数は1500万人。年齢は30代後半から50代前半が中心です。学歴、性別、世帯収入の分布も見られます。

Facebookのユーザーが他に利用しているサイトを見ると、Instagram、Yahoo!が多いですね。興味・関心は、IT関係が多いようです。

このサイトの検索に使用したキーワードも分かります。当然facebook関係が多いですね。かな入力モードで入力してしまう人もかなり多いようです。

つぎにmixiを見てみます。

mixiのユニークユーザー数は1100万人でFacebookよりやや少ないです。登録ユーザー数はFacebookよりもmixiが多いのですが、ネットレイティングスによると訪問者数はFacebookの方が多いらしいので、大きなずれはないようです。

年齢は、Facebookよりもやや若い層が多いです。学歴や世帯収入も年齢層に応じたものとなっているようです。

mixiユーザーの他の利用サイトは、こちらもInstagramが多いですね。Twitterの利用も多いようです。

Facebookとmixiをこのツールで比較すると主に年齢層がやや異なることが分かったので、両SNSを使ったプロモーションをするときにそれぞれのサイトの年齢層に合わせたキャンペーンをする、といったことが考えられますね。

このように、Google Think InsightsのAdPlanner(アドプランナー)は、他人のサイトをウェブ分析するときに使えます。しかし、アクセスが少ないサイトはデータがないものもあります。また、ここで見られる統計情報は、おそらくGoogleが持っている限られた情報をもとに推定しているので不正確な情報もあると思われます。それを踏まえた上で利用するのがいいでしょう。

次回は、同じくThink Insightsから見られる「Googleトレンド」を紹介する予定です。

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投稿者: 村上 和久

アクセス解析・Webコンサルティングのアナライズネット代表・Webアナリスト。Googleアナリティクスの導入とカスタマイズ、ウェブ分析、アクセス解析に関するセミナーなどを行っている。

2件のコメント

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