先日、静岡アクセス解析勉強会で「Facebookページ分析入門」の勉強会を開催しました。そこで発表した、Facebookページの投稿の時間別グラフなどをエクセルで作る方法を紹介します。
Facebookページには「インサイト」という分析ツールがあり、いいね!やクチコミの数などの分析ができます。それぞれの投稿についてリーチ(見られた数)や話題にしている人の数も分かるのですが、どのような投稿が効果があったか一目で分かるグラフ等の機能は十分ではありません。そこで、エクセルを使ってインサイトのデータを取り込み、時間別や曜日別の散布図グラフを作ってみましょう。
今回作ったエクセルのファイルはこちらからダウンロードできます→ facebookInsightsTimeWeekdayGraph.zip
まず、インサイトの画面から投稿レベルのデータをエクセル形式でエクスポートします。
ダウンロードしたデータをエクセルで開くと次のようになっています。F列に投稿日時、G列以降に投稿のリーチ数などが入っています。投稿日時から時間や曜日を計算すればグラフが作れそうですね。しかし投稿日時は世界標準時になっているので日本時間に直す必要があります。
投稿日時を日本時間に変換したり時間や曜日を計算するために、エクセルで新規シートを作ります。そしてセルに計算式を入力していきます。まずはエクスポートデータの「主要データ」シートの投稿時刻を参照します。
次に、投稿時刻から日本時間を計算します。世界標準時に時差を加算します。
※新しい形式のデータでは、投稿日時が標準時でなく太平洋時間になっていますので時差が17時間になります。「=A3+9/24」を「=A3+17/24」に変えてください。(2014年1月14日に確認)
日本時間から曜日を計算します。関数WEEKDAY()を使います。
日本時間から時間帯を計算します。関数HOUR()を使います。
エクスポートデータの「主要データ」シートからリーチ数を参照します。
エクスポートデータの「主要データ」シートから話題にしている人の数を参照します。
そして、計算式の行を投稿データの数だけ複製すれば表が出来上がります。
表ができたら、グラフにしたい範囲を選択します。時間別の話題にしている人の散布図を作る場合は次のように選択します。
グラフの挿入から散布図を選択します。
次のようなグラフが出来上がります。この散布図を見れば、どの時間帯の投稿の効果が高いか、傾向が一目で分かりますね。
この他にも、投稿タイプ別、アクションした人の数など、色々なグラフが作れるので応用してみてください。
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