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救援物資管理システムとソーシャルメディア活用が課題

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東日本大震災で私の親戚が被災したこと、そして安否を確認できたことを「Google Person Finder(消息情報)で安否確認できました」に書きましたが、そこで気がついたのは「私は被災者を助けてはいない」ということです。

安否確認したことで私の親や他の親戚は安心できたと思いますが、私が安否確認したことで直接被災者の命が助かったり支援ができたわけではありません。他の方は、安否が分かったことでその後の支援に繋がったり助けることができたということもあるとは思いますが。そこで、何とか手助けできることがないかと思ったのですが、準備もしないで現地にいきなり行っても逆に迷惑になるだろうし、自分の今の仕事を投げていく訳にもいかず、心苦しいところです。

安否確認のシステムを利用していてもうひとつ気になったのが、救援物資管理の方です。

安否確認システムはGoogle person Finderや各機関との情報共有やインターネット上のボランティアの活動でうまく回ったと思いますが、救援物資や現地の救援などの情報は、混乱してしまっている印象があります。

救援物資や支援の情報は、インターネットでは主にTwitterを始めとするソーシャルメディアで情報伝達が多くされました。しかし、間違いの情報や古い情報の拡散が繰り返されたり、被災者と救援者との間で情報の伝達が十分にできていないようです。

ソーシャルメディアの特性として、情報の拡散は早いが、間違いや古い情報を収束させるのが難しいというのがあります。震災でソーシャルメディアがうまく活用されるには、間違いや古い情報を収束させる仕組みが必要だと思いました。

間違いを減らすひとつの試みとして、Twitterでリツイートするときに、震災情報は非公式リツイート(RT)ではなく公式リツイートを使いましょうというのがあります。非公式リツイートでは情報を書き換えられるため途中で情報が変わってしまいます。公式リツイートは原文を書き換えられず、同じリツイートで溢れかえることもありません。こういったところからソーシャルメディアが間違いや古い情報を収束させる機能をだんだんと持てるようになれば、災害時にもっと有効な媒体になると思います。

救援物資や救援の情報を管理する仕組みとして、救援物資管理システム・支援情報システムがあります。それらのシステムは、各種管理システムを持っているメーカーや自治体が無償提供する動きが盛んです。自治体毎やボランティア団体単位では導入がされつつあるかと思います。しかし、各システムがバラバラで全体の情報が共有されておらず、提供までにも時間がかかっているように見えます。

支援情報の共有については、救援物資管理に業界標準のプロトコルや仕様があるわけでもなく、情報も複雑なので各システム間で情報を共有するのは簡単ではありません。システムを構築するのにも、専用のシステムが始めからあるわけではなく、何らかの管理システムやパッケージをカスタマイズして構築する形が多いと思うので、提供までに時間がかかってしまいます。また、情報の管理だけでなく、物流や人のシステムも整えないとなりません。

しかし、救援物資は震災直後の数日以内から必要になってきます。例えば、個別のシステム構築は各自治体や各団体に任せるとして、それらのシステム間を繋げて情報を全体で共有するプロトコルを決めておく、などの対応が必要だと思います。

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投稿者: 村上 和久

アクセス解析・Webコンサルティングのアナライズネット代表・Webアナリスト。Googleアナリティクスの導入とカスタマイズ、ウェブ分析、アクセス解析に関するセミナーなどを行っている。

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