オープンソースのメールソフトThunderbird3.1をインストールして、Gmailを使うように設定したときのメモです。
Gmailは無料で容量7GBまで使えて、迷惑メールのフィルタが強力なクラウドのメールツールです。通常はWebブラウザから操作しますが、そのGmailをパソコンのThunderbirdから使えるようにするととても便利です。IMAPという仕組みを使って接続するため、メールのデータは常にGmailのサーバー上にあり、複数のパソコンやWebのGmailの間で常に同期が取れます。
ThunderbirdのインストールとGmail設定手順
Gmailアカウント作成
事前にGmailでGmailアカウントを作っておく。
GmailでIMAPを有効にする。
Thunderbirdインストール
Thunderbirdのサイト http://mozilla.jp/thunderbird/ からダウンロードして、手順に従いインストール。
Tunderbirdを起動すると自動アカウント設定のダイアログが開く。
名前、Gmailのメールアドレス、パスワードを入力して[続行]を押すと、サーバ情報が自動的に設定されるので、[アカウントの作成]を押す。
Thunderbird設定
参考サイト:推奨されるアカウント設定
http://mail.google.com/support/bin/answer.py?answer=78892#
を参考に設定する。参考サイトの内容は古いバージョンの設定なので適正読み替えて設定する。
ただし、参考サイトの推奨の設定だと、削除したメールがゴミ箱に入らずに[すべてのメール]に残る。
Gmail特有の[ラベル機能]を活用するためこのような設定を推奨していると思われるが、削除のときに普通のメールソフトと同じようにゴミ箱に入れたいときは、[メッセージの削除時は削除済みとしてマーク]ではなく、Gmailのゴミ箱に移動するように設定する。Gmailのゴミ箱に入ったメッセージは30日後に自動削除される。
ローカルにも保存する設定
IMAP接続は通常、メッセージがサーバー上に保存される。そこでオフラインでも見られるように、パソコンのローカルにも保存される設定を次のようにする。
Thunderbird ヘルプ IMAP による同期
http://support.mozillamessaging.com/ja/kb/imap-synchronization
アカウント設定>同期とディスク領域>「このアカウントのメッセージをこのコンピュータに保存する」がオンになっているか確認する。
次に、「詳細…」で、ローカルに保存したいフォルダ全てにチェックを入れる。
その他の設定
ツール>アカウント設定>
[署名編集]で署名を入力
編集とアドレス入力>[HTML形式でメッセージを編集する]をオフ
ツール>オプション>
編集>[自動スペルチェックを有効にする]をオフ
ツール>アカウント設定>
編集とアドレス入力>[キャレットの初期状態]=引用部の上
編集とアドレス入力>[署名を挿入する位置]=引用部の下
ツール>書式>表示>詳細>[フォントサイズ]を好みのサイズに変更
ツール>オプション>
詳細>一般>開封確認>[開封確認は一切返送しない]をオン
詳細>既読と表示><メールアドレス部>を表示しない オフ
自動折り返しの解除
次のように設定すると、メール作成のとき勝手に改行されない。
ツール>オプション>詳細>一般>[設定エディタ]をクリック
[細心の注意を払って使用する]をクリック
フィルタ欄に mailnews.wraplength を入力して、値 72 を 0 に変更
フィルタ欄に editor.htmlWrapColumn を入力して、値 72 を 0に変更
フィルタ欄にmail.compose.wrap_to_window_width を入力して、値を true に変更
デフォルトのメッセージ並び順を変更
デフォルトでメッセージの並び順が古い順になるため、新しい順になるように次の設定をする。
ツール>オプション>詳細>一般>[設定エディタ]をクリック
[細心の注意を払って使用する]をクリック
フィルタ欄に mailnews.default_sort_order を入力して、値 を 2 に変更
アドオン
「Thunderbirdに入れたい10のお薦めアドオン」を参考にしてアドオンをインストール。
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