WordPressのディレクトリを変更したり、ドメインを変えたりする引っ越しは、かなり面倒かと思っていたら、やってみると意外と簡単だった。
引っ越しのとき修正する箇所は、基本的に2つのファイルとSQLだけ。手順は以下のようになる。
1. Webサーバから必要なファイルをすべてダウンロード。投稿した画像も忘れずに。
2. 別のサーバへ引っ越しなどでDBが変わるときは、wp-config.phpを編集してデータベース設定を修正。
3. ディレクトリを変える場合、パーマリンクを使っているときは .htaccess を修正する。以下の /hoge/ の部分を新しいディレクトリ名に変更する。
# BEGIN WordPress <IfModule mod_rewrite.c> RewriteEngine On RewriteBase /hoge/ RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d RewriteRule . /hoge/index.php [L] </IfModule> # END WordPress
4. phpMyAdminでデータベースからSQLをエクスポートする。そしてドメインやディレクトリが変わるときは、utf-8が使えるテキストエディタでSQLを編集してドメインやディレクトリを置換する。例えば’www.olddomain.com’→’www.newdomain.jp’のように。そして新しいデータベースに編集したSQLをインポートする。
5. 新サーバにファイルをアップロードして、uploadsディレクトリなどの属性を書き込み可能に設定する。
以上で引っ越し完了。
詳しくは
Moving WordPress – WordPress Codex 日本語版
に書いてあるけど、 .htaccess の修正が載ってないので忘れずに。
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2014年2月11日 10:02 PM
とても分かりやすかったです。どうもありがとうございました。ひとつ質問させていただいてもよろしいでしょうか。
5. 新サーバにファイルをアップロードして、uploadsディレクトリなどの属性を書き込み可能に設定する。
とありますが、「uploadsディレクトリなどの属性を書き込み可能に設定する」というのはどのようにするのでしょうか。
お忙しいところすみません。よろしくお願いいたします。
2014年2月11日 10:24 PM
阿部さんコメントありがとうございます。
FTPソフトでアップロードする際、そのままだとアップロードしたディレクトリはグループとその他のユーザーに書き込み許可がつかないので、その後に投稿した画像が保存されない場合があります。
ですので、元のサーバのディレクトリの属性を確認して、それに合わせてFTPソフトでディレクトリに書き込み属性を与えるという意味です。
操作手順はFTPソフトのマニュアル等を参照してみてください。
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